茶位ギターで有名な茶位幸信さんのご子息、茶位幸弘さんのオール単板クラシックギターです。
2013年製で定価50万円クラスの上位機種になります。
表板はシダー、サイドバックはハカランダもしくはその代替材と思われますが、鳴りとしてはハカランダのレベルです。(たとえば河野賢さんや桜井正毅さんのローズウッドと比較してもだんぜん鳴っていますし、以前持っていた加納木魂さんのハカランダと同等かそれ以上に感じます)
茶位工房は、幸弘さんが引き継いでいます。この工房はジブリ映画「耳をすませば」に出てくるバイオリン工房のモデルとなっていますので、ジブリ好きな方にもおすすめです。お子様やお孫さんにも自慢できるかと思います。
茶位ギターは幸信(父)さんによるスチューデントモデルがたくさん作られていましたので、初心者向けの量産ギターのイメージを持っておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、幸弘(息子)さん自身は、あまりスチューデントモデルは作っておられないようです。
そもそも寡作の製作家さんですので、当出品ギターは非常に希少な個体となります。1本1本、入魂の製作です。
当ギターの弦高は12フレットでほぼ6弦4.0ミリ、1弦3.0ミリです。(まだ弦高は下げられます)
ネックはストレート、フレットはほぼ100%残で、楽器としての不備はありません。状態は非常に良いです。
塗装レベルの浅い小傷は少しありますが、近づかないと分からないものです。全体的にはピカピカで、ネック裏もツルツルの美品です。
スケールは650mmで標準です。
ナット幅は約50.7mmでやや細くて弾きやすいです。弦の圧力も強くなく、かなり弾きやすい部類かと思います。
ご参考までに音源を載せます。
https://youtu.be/qh_11r7rHyM?si=EGXmPzCEqPVTg4sk
音色としては河野賢にかなり似ていると思います。太くて甘く、1弦12フレットは驚くほどサステインがあります。
並のローズウッドのギターだと、5弦は鳴っても6弦がそれ以上に鳴ってくれないパターンが多いですが、このギターは深くて迫力ある6弦の音がします。
国内トップクラスのギターに間違いありません。
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